2012.05.



 私はピクニックが好きだ。
野山や公園に出かけ緑の芝生にマットを敷き、みんなでお弁当を食べることに目がない!?
その季節がやってきた。
この日もママと一緒に準備した。
私の担当は「トーストサンド」。
トーストにピーナッツバターを薄く塗り、輪切りにしたバナナを9枚乗せシナモンをふりかけて焼く。
香ばしい匂いがしてきた。
段ボール電車で遊んでいた旭が「何してるの?」とのぞきにくる。
もう一枚は、ケチャップベースに旭が好きなソーセージとスライスした新タマネギをたっぷり乗せ、チーズをかけて黒こしょうを振ってピザ風にした。

 ケンタロウ先生著「はじめてのキッチン」のレシピ通りにするから美味しくできる。
当たり前田のクラッカー。
この本にはカレーやハンバーグなど男性でも簡単にできる料理がたくさん載っていて重宝している。
旭の一歳の誕生日会でも大活躍した。
独身時代私は料理を一切していなかったので、招待した山中家一同出されたミートボールペンネとその光景に驚いていた。
先生ありがとう(早くよくなってね)。

 ママに教わりトーストに包丁を入れポケットを作り、そこにマヨネーズで合えたタマゴやハムを入れて一品添えた。
さあ出掛けよう。
スピッツ気分でシートに座り、目的地の老の山公園へ向けて出発。
レンゲ畑が見えると駈けだしたくなる。
公園の遊具は年齢によっては遊びにくいものもあるが、この公園は二歳児でも比較的遊びやすい遊具が揃っている。
旭は子供たちに交じり何度も何度もすべり台を滑り、なかなか「ゴハン!」と言わない。
お腹を空かせた私たちを尻目にひとしきり遊んだ後、ようやくおかっぱ頭の男の子君は食べる気になり、お待ちかねの「草上の昼食」となった。
さてそのお味は・・・具はおいしい。パンもいける。
でもちょっとパンの耳が固く焼きすぎて具となじんでない気がする。
後日調べると「トーストサンド」は、パンの両面を焼くと具がなじまず食べにくいので、フライパンで片面だけ焼くと良いそうだ。
旭は好きなソーセージだけを手に取り好きなように食べていた。
「みんなで食べたらおいしいねぇ」 
ごちそうさまでした。
昇より






はじめてのキッチン
 小学生から大人まで。

小林ケンタロウ著
文化出版局
1470円













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