2012.11.



 我が家はマンション住まい。
下の階にお住まいの方にご迷惑を掛けないようにしたいのだが、そんなことにお構いなく全速力で走り回る旭に手を焼いている。
足踏みしたり、ジャンプしたり、TVの歌に合わせて踊って跳ねて歌いだす。
台所にいたママが振り返り「走ったらいけん! ドンドンしないの!」と叱りつけるも、当の旭はニコニコ顔で「ごめんなさーい」と言うだけで反省の色なし。
むしろ嬉々として余計に走り出す。
挙句の果てには大好物の鼻くそをホジッた人差し指をママの顔に近づけて、「おいしいよ」と小声で勧めるものだから呆れるやら笑えるやら・・・
ま、この時は彼なりにママに悪いと思ったのか、誠意? を示してくれたと思い笑い話で済ませた。
が、笑い話で済まされない時があった。
火の山公園の遊具で遊んでいた時のこと。階段を下から上がってくる男の子(旭より年下)が手間取っていることにイラっと? したのか、上から降りる旭がその子をちょっと押しのけてしまった。
「そんなことしたらダメでしょ! ごめんなさいは?」と言ってもわかってない。
二人でその子と母親に謝り「大丈夫ですよ」と笑って許してもらったが、「まさかそんなことをするなんて」という驚きと恥ずかしさで後味の悪い思いをした。
まだ言ってもわからない年だけど、そろそろわからせたい。
一方で叱ることと怒ることはどう区別したらいいんだろうと思い悩む。
自分の思い通りにならないとブーっと口から飛沫を飛ばす旭は?
「前の車どけよ」と両親がギョッとする言葉をチャイルドシートから言い放つ我が子は?
そう言えば母が「そろそろ旭の前で話す言葉を気をつけんといけんよ。あの子聞いちょるよ。よく見とかんにゃ」と言ってたっけ。

 メランコリックな気分で神棚の神様やご先祖様にご報告していた時に、旭がすり寄ってきて手を合わせながら「ママのコンコン(咳)が治りますように」と言った。

そういうところ好きだよ。
昇より



















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