2013.03.



 4月から、旭は近所の保育園に通います。

 先日その保育園で面談があり出席しました。
お寺の脇から園に入ると、鮮やかなミモザが咲き誇る園庭で、園児たちがかけっこや縄跳び、砂遊びなどをして楽しそうに遊んでいました。
旭は子供たちからまじまじと見られ「こんにちは」と挨拶されると、私たちの後ろに隠れ…ちょっとびっくりしたようでした。
2年間のじいじやばあばと過ごした生活は「一人遊び」が中心。
人気のない公園で我が物顔で遊ぶことを好む旭はみんなと仲良くできるかな?
両親の気がかりはそこにあります。

 約束の時間より早く着いたのでしばらく待っていると園長先生が現れました。
園の説明を聞き、質疑応答の段になってあるお母さんから「受け入れは4月1日からじゃないんですか」と切り口上な質問がありました。
園長は丁寧に返答していましたが、私は「もっと聞き方ってあるのになあ」と思いました。
よくよく聞くと「新しい職場の初日で(無理がきかない)」とのこと。
見ると周りはお母さんばかりで両親揃って出席しているのは私達だけ。
家庭の事情も様々。
一概には言えないんだなと反省しました。

 個別面談になりお話を聞くと、園長は「子供たちを「自由に遊ばせること」が信条です。庭のミモザはこの園の象徴なんです」と仰った。
共働きで時間が不規則の為、長時間預かってもらえることや給食設備の充実など、私たちの事情で選んだ保育園ですが、肝心の旭が気に入ってくれるといいなと思い旭を呼ぶと、旭は園児と遊んでいました。
連れて帰ろうとすると「帰らん」とじらくります。
私たちはこの後仕事があるため早く帰りたい。
旭はトミカワールドに夢中。
段々イライラしてきたのがわかったのでしょう。
親切に世話を焼いてくれていたお姉ちゃん達や先生が私達からさっと離れ、遠くから見守っています。
しびれを切らして泣きわめく我が子を抱きかかえ、衆人が見守る中そそくさと園を後にしたのでした。
「保育園行くのー」という絶叫を残して・・・

 奥小路通りの桜が満開の頃には入園式です。 
昇より



















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