我が家に毎月やってくるもの。
新聞の請求書、電話の使用明細、鹿児島の黒にんにく、隣町に住む親戚のおばちゃん、ごきぶりの赤ちゃん・・・・・
でも、いちばんうれしいのは、なんといっても、ひろばクラブ
 童話や絵本のお届け便は、ひろばクラブ以外にもいろいろあります。
丁寧にくらべたわけではないけれど、私にとっては、他とひと味もふた味も違うブッククラブです。

 だって、ひろばクラブは包みをあけたとたん、ものがたりといっしょに「育む声」が聞こえてくるんですもん。

  ねぇねぇ、今月のこれ どうかしら?
  ふふふっ、途中でびっくりするような落とし穴が隠れてるから、
  ひっかからないようにね。
  ほうら、そぉっとね。


 決しておせっかいではなく、慎ましやかに、けれど手抜かりなく、本をたった今開こうとしているそのひとにぴったりフィットするように、あらゆる気配りをしてくれている。
それが本の包み方一つ、ひろば通信のメッセージひとつ、そして、なんとなんと、宛名書きひとつにも、表れています。
 ちいさい人たちに必要な育みのまなざしとは、まさに、こんな目立たない
「あなたが大きくなることがまるごとうれしいよ」
なのではないでしょうか?

 私は仕事柄こどもの広場のリアル店舗にも、しょっちゅうおじゃまするものですから、我が家以外へ向けた「ひろばクラブ」の発送シーンにも出くわすことがあります。
これがたまらなくいい。
ぜひぜひみなさんにもお見せしたい、まさに、オーダーメイドの現場です。

  あぁ、花ちゃん、もうじきおたんじょうびやねぇ〜〜
  わぁ、みてみて、今まで読んでもらうばっかりだったのに、
  はじめて自分で読んだんだって!


 本を受け取る側だけでなく、送り出す側にも、真新しいドキドキが生まれる。
両者にとって「あなたがいてくれるからこそ」の喜びが広がるしあわせなひろばクラブのお仲間に、ぜひぜひあなたも加わってくださいな。













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