*** 「読みあい」ってなぁに? ***


村中李衣さんに聞いてみました…


「読みあい」はそのかたちや方法が決まっているわけではありません。


ひとりひとりでゆっくり向かいあって絵本を楽しむこともあれば、
教室でたくさんの子どもたちと一緒に絵本を読んでいる途中で、
ふいに子どもたちの心がひとつの波のようになって、
読み手の胸の中に入りこんでくることもあります。

どんなにすてきな絵本を子どもに読み聞かせる事ができても、
その瞬間ふわっと心浮き立つ思いを子どもと一緒に共有できなければ、
その読みの場が幸福の場として子どもの内側の記憶に記憶されることは
ないでしょう。


絵本をきっかけにして、きつく縛られた日常のものがたりがゆるめられ、
傍らで見取ってくれる他者の存在に励まされ、
最終的には自分の力で変わっていく。
絵本の読みあいは、そういうつながりの場でもあります。

「読みあう」ことで、絵本や子どもの本があらゆる強制から解き放たれ、
関わるすべてのひとが、ゆるやかにつながっていく世界が開けていく、
ひとつの方法であると心から願っています。





*** 「読みあい」のわかる本 ***


村中李衣さんの書かれた本





ぶどう社
\1500+税


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村中李衣さんからのメッセージとサイン入りでお送りいたします。
(備考欄にサイン希望とお書き添えください)
















村中 李衣(むらなか りえ)


1958年山口県に生まれる。
大学、大学院で心理学、児童文学を学び
就職先の大学病院で
小児病棟にいる子どもたちと出会う。
以後、絵本を読みあう関係が続く。
現在、ノートルダム清心女子大学教授、児童文学作家。


*著書*
[子どもと絵本を読みあおう](ぶどう社)
[お年寄りと絵本を読みあう](ぶどう社)
[絵本の読みあいからみえてくるもの](ぶどう社)
[こころのほつれ,なお屋さん。](クレヨンハウス)
[おねいちゃん](理論社 :野間児童文芸賞受賞:)
[うんこ日記](BL出版)


ひろば通信、こどもの広場HPで
エッセイ 『りえさんの「あそぼうやー」』連載中

















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