旅のネコと 神社のクスノキ
池澤夏樹 文/黒田征太郎 絵
スイッチ・パブリッシング
¥1,870
77年前の7月。1匹の旅するネコが古い神社にやって来ました。そこから見える大きなレンば造りの建物は何だろうと大きなクスノキにたずねます。「そこは陸軍被服支廠。へータイさんの服を作る所。穴を繕ったり、血を洗ったりして次の人に着せることもある。」そんな話を聞いた後、また旅に出たネコが9月、痩せてボロボロになって戻って来て山の向こうの事を話し始める。絵と文から伝わる真実がずっしり。忘れてはイケナイ。
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