急に冷え込んだ、ちょっぴり風の冷たい日。あーちゃんにとっては幼稚園最後、ぷんぷんにとっては人生初めての運動会がありました。
3年連続の学年別開催になり、最初はあーちゃんたち年長さん。ずーっと競技が続くので、やる方も見る方も大忙し。生命の歴史をたどる荘厳なオープニングから始まり、ダンスやリレー、障害走等など盛りだくさんな内容でした。さすが年長さんはぴしっとカッコよく、運動が苦手で「れんしゅうつらい」と言っていたあーちゃんも一生懸命頑張っていました。年中さんのときに続いて先生のお話の途中に魂が抜けたような顔で遠くを見ていたりもしましたが、そこはご愛嬌。
今回何より印象に残ったのはリレーでした。コロナで中止のイベントも多く、あーちゃんと3年間一緒のクラスメイトの顔もなかなか覚えられずにいたのですが、順に走ってくるお友達の顔を見ていると、あーちゃんと仲良しの〇〇ちゃんだ。いつも私にも声をかけてくれる〇〇くんだ……と、一人ひとり名前が浮かぶようになっていました。そしてあーちゃんの人生の半分を一緒に過ごしてきた仲間たちみんな、それぞれ立派な年長さんに成長していることを感じられ、思わずうるうる。今からこれでは、これから続くイベントの度に私は泣くんだろうと思います。
成長に感動した直後には、ぷんぷんたち年少さんの運動会。比べてはダメ。それぞれを見なきゃ!と自分に言い聞かせても比べてしまう阿鼻叫喚の図。先生に誘導され並んでもすぐぐちゃぐちゃになる列。泣いてる子、眠そうな子、そして私に投げキスしてくる自由なぷんぷん!年少さんってこんなにちいちゃかったんだと改めて思いました。それでも体操やダンス、かけっこを一生懸命頑張っていて、ぷんぷんがみんなに合わせてポンポンを振っているだけでまたうるうる。
お弁当もないし、学年別だし、思い浮かべる運動会とは全く違う形ですが、頑張った本人たちはもちろん、撮影を頑張った私と夫までくたくたへとへと大充実の一日でした。
今月のお気に入り
『ふたりはいつも』
(アーノルド・ローベル作/三木卓訳/文化出版局)
仲良しの友達同士、がまくんとかえるくんシリーズの一冊。
あーちゃんに紹介するとたちまち夢中になって、繰り返し読んでいます。
いまむらかな