ぷんぷんが4歳になりました。お誕生日直前に熱を出し、私にもうつり、ヘロヘロのまま迎えた当日でしたが、なんとか無事楽しいお誕生日パーティが出来ました。お誕生日にはドレスを着て写真を撮るのが恒例になっているので、ぷんぷんは朝から「どれすなんじにきる?」「もうきていい?」とずっとソワソワ。よくブランケットを体に巻きつけてお姫様ごっこをしているぷんぷんにとって、お 生日で一番特別なことはドレスを着られることのようでした。
4歳になったとはいえ相変わらず姉であるあーちゃんがあれこれ世話を焼いているし、本人もすぐ「ばぶ!」と赤ちゃんごっこをはじめるし、普段の話し言葉がまだどこか舌っ足らずなことも手伝って、私も夫もついつい赤ちゃん扱いしてしまいがち。かと思えば、あーちゃんの真似しようとして上手く出来ず、かんしゃくを起こすこともしばしば。そんなときにあーちゃんが教えてあげようと手を出すと「もう!こんなおうちやだ!」とわめきながら逃げていきます。
すぐ赤ちゃんに戻って甘えたり、お姉さんぶってあれこれやりたがったり、かんし ゃくを起こしたりする様子は、2歳のイヤイヤ期の頃とあまり変わっていないように感じてしまいます。あの頃は「おたーしゃんなんかきらい!」と全部母のせいにしていましたけれど。
でも先日、旅先であーちゃんぷんぷんと大浴場に入る機会がありました。そこで普通に3人で温泉を楽しんで、私自身も湯船につかってほっとする時間が持てたのです。もちろん多少バタバタはしましたが、少し前までは私一人で姉妹と大浴場なんてとても考えられなかったことを思えば大進歩です。あーちゃんはもちろん、ぷんぷんもお姉さんになってるんだなと、改めて感じた出来事でした。
お友達の名前をたくさん言えるようになった。紙に書いた線のとおりにハサミできれいに切るようになった。改めて考えれば、ぷんぷんはたくさん成長しています。我が家の赤ちゃん……と思考停止せず、成長に気付ける母でありたいです。
今月のお気に入り
『おちゃのじかんにきたとら』
(ジュディス・カー 作・絵/晴海耕平 訳/童話館出版) 好きな絵本は?とインタビューしたらぷんぷんがまっさきに あげた一冊。トラも好きですが「おちゃのじかん」にとても 心惹かれているようです。
いまむらかな