あーちゃんの入学から2ケ月。学校は楽しいことがいっぱいなようで、その日の出来事を毎日嬉しそうに教えてくれます。初めのうちは新鮮で、楽しそうにやっていた宿題については「めんどくさーい」と言う余裕まで出てきました。
そんなあーちゃん、最近のお気に入りワードは「おかーさんには、ひ・み・つ」です。
仲良しのお友達にプレゼントするため作ったお手紙や折り紙、急に書き始めた謎の「まいにちたしかめリスト」の意味、休み時間に描いた自由帳の絵などなど、些細でも母のあずかり知らないことを作りたいという親離れの気持ちで言っている様子。これも成長の一つと思って見守っています。
でも、本音を言うと不安でいっぱい。嫌な目にあっていないか、失言や誤解でお友達を傷つけていないか、あれこれ聞いて安心したい!
個人懇談や運動会など小学校に行く機会は思っていたより多いし、先生も何かあると細やかに連絡をしてくださいます。そもそも日常の様子をあーちゃんの話から推察するしかないのは幼稚園の頃から変わっていないはず。どうしてこんなに不安になるのでしょう。
考えていて思い当たったのは、私がまだあーちゃんの新しいお友達の顔や小学校の内部を詳しく知らないということでした。以前は「Sちゃんとセンダンひろばでおうちごっこした」と聞けば、Sちゃんの顔が浮かび、幼稚園の大きなセンダンの木が浮かび、遊んでいる様子がすぐに想像できました。でも今は「Kちゃんとおひるやすみにとしょしつにいった」と言われても、Kちゃんの顔も図書室の様子も全くわからないのです。
入学早々、色々な「ひ・み・つ」を作るようになったあーちゃん。この調子ではこれからどんどん、学校での様子は見えなくなってしまうのでしょう。せめてあーちゃんが教えてくれる話はしっかり聞いて、学校に関われる機会は逃さず、お友達や校内のことを知っていきたいと思います。そして、本当の秘密が出来てしまったときに備え、落ち着いてしっかりあーちゃんに向き合える母の余裕を身につけておきたいです。
今月のお気に入り
『サラダでげんき』
角野栄子作/長新太絵/福音館書店あーちゃんが初めて図書室で借りた本を持って帰ってきたうちの一冊。お話はもちろん、家にある本と見比べて、お話は『ひゅーどろどろかべにゅうどう』絵は『ぼくのクレヨン』と、同じ作者探しも楽しんでいました。
いまむらかな