エッセイを読む

2021年11月

コノロケ日記

 先日、年中さんの長女、あーちゃんの運動会がありました。コロナの影響で1ヶ月遅れの、待ちに待った運動会でした。

 かけっこは、走ることが大の苦手だった私の娘らしいフォームで一番最後。得意気に話してたダンスも所々でワンテンポ遅れてる。園長先生のお話の間はぽやーっと空を見つめたり、手遊びしたり……見ている私はずっとハラハラソワソワ。

 でも、去年のはじめての運動会を思い返してみると、歩いてる!踊ってる!と一つ一つ驚いて、感動していました。今年あれこれ気になったのは、それだけ私自身があーちゃんの成長を感じていて、細かい所を気にする余裕が出てきたからなのでしょう。

「おかあさん、どれがいちばんすごかった?」帰り道、あーちゃんが聞いてきました。
「全部すごかったけど、かけっこで一番最後でもあきらめないで一生懸命走ってたのがカッコよかったよ」本人も一番苦手にしていたかけっこのことをほめると、あーちゃんは少しほっとしたような顔をしていました。本当は、全部がすごくなくていい。頑張って、楽しんでいるだけで十分素敵なんだけど、言葉にするって難しい……少しずつ伝えていきたいと思います。

今月のお気に入り


『ちびゴリラのちびちび』
ルース・ボーンスタイン作/いわたみみ訳/ほるぷ出版

今月は私のお気に入り。子どもの成長を感じるたび、ちびちびの愛され育って行く様子が沁みるようになりました。

いまむらかな プロフィール

大学時代に村中李衣先生のゼミで学び、在学中から 3年間、こどもの広場のスタッフとして過ごす。
2016年9月に長女あーちゃん、2018年12月に次女ぷんぷんが誕生。2児の母として奮闘中。

毎月のエッセイは
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