子どもの言い間違いってその都度訂正しますか? どうせいつかは正しい言い方を覚えるだろうし、なにより小さい子の言い間違いってとてもかわいいし! なんて言い訳して、あーちゃんぷんぷんが小さいうちはほとんど訂正することなく、メモも取って大事にしていました。ぱべる(食べる)ひさぶり(久しぶり)いちどだしい(忙しい)くぜぜんと(プレゼント)かんぶり(かんむり)メモを読み返すと舌っ足らずにしゃべっていた姿を思い出し、今でもニヤニヤしてしまいます。
いつまでも見守っていたくはありましたが、5歳過ぎになると、そろそろちゃんと言えないと恥ずかしい場面が出てくるかな……と、タイミングを見て訂正するようになりました。長く舌っ足らずで赤ちゃん言葉だったぷんぷんも、今ではほとんど普通に話すようになっています。
とはいえ、お友達との会話や本、テレビ、動画なんかでもどんどん新しい言葉を覚えていっているあーちゃんとぷんぷん。新しく覚えた言葉が間違っていることもままあります。ついさっきもあーちゃんがハッシュドポテトをマッシュドポテトと覚えていたことが判明したばかりです。もちろん気付く度に訂正しているのですが、一つだけ、いつからかあーちゃんが言うようになって訂正出来ずにいる言葉があります。それは、本を読み終えた時に言う「読みほす」です。
「この本、もうぜんぶ読みほしちゃった」
言いながら本をパタンと閉じて棚に戻し、あーちゃんは次々新しい本を手に取ります。読み終える、読み通す、読んでしまう、正しい言い方は思いつくのですが、あーちゃんの読書スタイルを見ているとあながち間違っていないような気がするのです。
宿題、動画、ゲーム、お絵かき、工作……やること盛りだくさんな放課後でも、読書も欠かさないあーちゃん。いつの間にか中学年向けの長めの本を、びっくりするくらい早く読めるようになっていました。その様子はまさにゴクゴク飲みほしているよう。だから「読みほす」はあーちゃんなりの正しい言葉なんだと思います。
これからどんな本に出会って、どんな風に読んでいくのか……しばらくは浴びるように読みほして、今の読書を堪能して欲しいなと思います。
今月のお気に入り

『おばけやさん(2)ないしょのおしごとひきうけます』(おかべりか作・絵/偕成社)
かわいいおばけたちの便利屋さんのお話。子どもだからか、あーちゃんだけなのか、シリーズの途中から急に読み出すのはちょっと不思議。すっかり気に入って、次は一巻を読むそうです。
いまむらかな
