エッセイを読む

2021年05月

コノロケ日記

 春先くらいから、ひらがなへの興味がどんどんわいていた4歳の長女、あーちゃん。今がチャンス!と部屋にあいうえお表を貼ると、目につくままにひらがなを書くようになり、書いているうちにどんどん読めるようになり、あっという間に短い文章まで書けるようになりました。ちなみに最新作の文章は「あーわことはがかける(あーは言葉が書ける)」本人も得意満面です。

 読めるようになると目にも入るようで、あちこちのひらがなに気付いては読んでいます。ある時「おかーさん、し、にてんてんはなに?」机に向かって熱心にお絵描きしていたあーちゃんが聞いてきました。「じ、だよ」「じ………ふ、じ、い、ろ、わたし“ふじいろ”つかってる!」握っていた薄いむらさき色の色鉛筆に、あーちゃんの中で名前がついた瞬間でした。

 文字が読めたら名前や意味がわかる。当たり前のことですが、あーちゃんを通して私も改めて実感出来る毎日です。あーちゃんの見えている景色にどんどん名前がついていく様子を、しはらく一緒に楽しみたいと思います。

今月のお気に入り

『あっちゃんあがつく』(さいとうしのぶ作/リーブル)

 文字を覚えはじめた今にぴったりの絵本!一人でも「あっちゃんあがつく……」と声に出しながら読んでいます。

いまむらかな プロフィール

大学時代に村中李衣先生のゼミで学び、在学中から 3年間、こどもの広場のスタッフとして過ごす。
2016年9月に長女あーちゃん、2018年12月に次女ぷんぷんが誕生。2児の母として奮闘中。

毎月のエッセイは
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