旭が学校から大きな手提げ鞄を持って帰ってきた。「二年生の思い出」と書かれた鞄の中にはこの一年間の授業で制作した水彩画や版画、日曜参観で作った折り紙の他に「しものせきふくがおいしいたべたいな」といったフクのイラスト付き俳句など、様々な作品が入っていた。特に私が目を引いたのは夏の読書感想文で、「カレー男がやってきた」について上手に書いていた。我が子の成長ぶりが窺え嬉しくもあり、親バカ心がつい顔を覗かせてしまって申し訳ないのですが、この場を借りて掲載させて下さい。カレー男は、だれかがいえでカレーをつくって、たべごろになると出てきます。カレー男は、もとめているあじをさがしてたびをしています。本の中ででてくるカレーは海せんカレーや、やさいカレーや、キムチカレーや、えんどうまめいりオムライスカレーでした。
ぼくは海せんカレーが一ばんおいしそうだとおもったけど、カレー男はまんぞくしませんでした。ぼくは、どんなカレーをつくったら、カレー男がよろこぶかかんがえました。にんじんをほしの形にくりぬいたり、じゃがいもを魚の形にくりぬいて海のいきものみたいにもりつけたカレーや、かくしあじにナシをいれたカレーをつくったらカレー男がきてよろこんでくれるかなとおもいました。カレー男がおいしいカレーをたべたときにくれる「しゃべるバッチ」がぼくもほしいので、こんどはほんとうにカレーをつくってみたいとおもいます。おとうさんにそうだんしたら「こんどおかあさんがびっくりするようなおいしいカレーをいっしょにつくろうね。」と言われました。
いっしょうけんめい考えて、おいしいカレーをつくれたら、ほんとうにカレー男に会えるかも知れません。たのしみです。
おとうさんもカレー男に会ってみたい!だから一緒にカレーを作ろうね旭!
昇より