最近旭は私やママに色んな事を聞いてきます。TVを見ていたり、一緒にランニングしていたりと状況は様々ですが、「ポテンシャルって何?」とか、「水って何でできてるの?」だとか。逆に「地球は何で丸いと分かったか知ってる?」などと、私が知ってるかどうか確認するような質問をしてくるときもあります。結構難しいことを聞いてくるのですが、調べたら分かることは調べさせ、なるべく答えが出るように私も考えます。中には友達とのちょっとしたいざこざなどの悩みを打ち明ける時もあるのですが、そんな時は旭の話をしっかり聞き「誰が悪いかではなく、何がいけなかったのか」を旭に伝えてます。正直我が子可愛さで親として気持ちも揺れますが、私が話に決着をつけるのではなく、旭に得心してもらうように心がけて話してます。この時旭は黙って聞いていましたが、「パパはいつもヘラヘラしてるけど、言う時は言うんだね。」と言われましたけどね(笑)
ただ未だに応えてやれてないことがあります。それは「どうして人は死んじゃうの?」と聞かれた時でした。何故聞いてきたのかわかりませんが、こういうことを聞く年頃になったんだなと感心しました。と同時に何て応えてやればいいんだろう、中途半端な答え方をしたらいけない気がして動揺しました。旭から「パパはちゃんと生きてる?」と聞かれたような気がしたからです。どんな風に生きてきたのと私のこれまでの人生を覗かれたような気分になっちゃったから慌てました。だから自信がないんでしょうね。「生きることに際限があることで、命の尊さを教えてもらうためだよ。」とその時は応えたのですが、これが正しいとも思えないのです。気の利いた事を言うつもりはありませんが、9歳の男の子の心の成長に役立つような言葉はかけてあげたいものですよね。ま、旭自身で探し当てたらいいかなとも思いますけど、ホント、うかうか生きてたらいけません。精進します。
昇より