11 月 23 日は勤労感謝の日。そして 1979 年のこの日「こどもの広場」をオープンしました。世界は自分の出来る働きをする事で成り立っているんだ、その一員になれたらいいな!と生意気な気持ちもちょっぴり。現在のこの場所に 移るまでの約 10 年間、二筋離れた場所で、たった 5 坪の「子どもの本だけ」の本屋を始めてみました。当時は今以上に子どもの本なんて売れません。そんな中ぽつりぽつりと「何だろう?ここは?」と訪れてくれる人が現れ、友人が増え、暇なのでお茶を飲みながらおしゃべりも弾み、学校帰りの子供たちが「本読んで〜」と立ち寄ってくれるように。
10 年くらいして、在庫の本が増えて置ききれない、となった時、友人が、「うちの倉庫、雨漏りするけどしっかりしてるし広いし、貸してあげるよ!」と声をかけてくれ、すぐに「貸して貸して!」となってから、早35 年。
シングルマザー、子育て真っ最中、仕事経験はない、お金もない。そんな私でも日本中に数件しかない「子どもの本だけの専門店」を開けたのは、前しか見ない楽天的な性格だったとしか思えません。でも、いざ一歩踏み出そうとした途端、周りから「女のくせに」とか、公的融資も「女性の企業には貸したことがない」とか言われ、そのたびにエエ〜ッ!!それでも、ほんのひと足でも前に行ってみたいという好奇心の方が強かったのでしょう。それからこんなに歳月がたちました。小さかった子どもたちはもう完全に大人。世の中も変わったかと思いきや!?
「男女共同参画」という言葉を耳にし、世界では「女子差別撤廃条約」が結ばれ、もちろん日本も署名批准。しかしながら今現在、それまで仕事をしていた女性が出産した後、どうしているのか?当然そこには男性もいるはずだけど、どうやって子育てしているの?未だに日本では、子育ては女性の仕事と思われているふしがあります。何しろテレビでみる国会議員達は、ほとんど男性。衆参議員の 16%しか女性はいない!ジェンダーギャップという言葉で調べてみたら日本は 146 ヵ国中 125 位ですって!男女差別のない子どもの時にこそ、同じ地平に立っている人間関係を築けると良いですね。
横山眞佐子
